9月6~7日・木曽駒ケ岳・鳳凰山
今年は7.8月宿泊山行の参加機会を拡大したのに、2か月連続して中止では悲しすぎる。そこで今回の特別企画となりましたが、今年の不順な天候を象徴するかのようにまたしても台風が発生してしまった。ところが台風の速度が予報より遅くなり、2日間晴天に恵まれたのでした。
クラシックルートにこだわった木曽駒ケ岳
ここに参加するためには体力に自信があることはもちろん、新田次郎著「聖職の碑」を読まなければなりません。読後集団登山の惨劇に恐怖や悲しみを覚えた参加者7名全員がこのルートの魅力に取りつかれてしまいました。
伊那市の桂小場登山口を6時過ぎに過ぎに出発した一行は緩やかな登山道を3時間ほど進み、この先の急登に備え大樽小屋で一休み、今日の核心部である胸突き八丁に取りく。この急登で本領を発揮したのがこのところ成長著しいAさんでした。息が上がり苦しい表情を見せる仲間を後目に、日ごろの鍛錬の成果を見せつけたのでした。
胸突き八丁を登り詰めやっとたどり着いた西駒山荘は数年前に建て替えられ、トップシーズンでもあまり混雑することなく快適に過ごすことができる穴場の山小屋で、夕食のカレーが人気です。
翌朝は素晴らしい光景が広がる中を、日の出前に小屋を発ちました。
遭難記念碑前では何思う。なぜ慰霊碑ではなく記念碑なのか、全員で手を合わせながら「聖職の碑」の一節を思い起こしていました。
雲一つない晴天で正面に宝剣、中岳、木曽駒、木曽谷越しに御嶽、乗鞍その先に白山を望みながら木曽駒ケ岳山頂を目指しました。ロープウェイを使って登ったのではこの感激はありません。山頂ではこのルートを辿ったからこそ得られる感動に浸りながら周りの景色を眺めていると、時間の経過も忘れてしまいます。(わ)
3年越の鳳凰山
鳳凰山は今回中止ならひだまりで計画することはもう止めようとしたが、3年越に実施することができました。 参加者5名が6時過ぎに駐車場を出発して夜叉神峠に着くと 正面にドカーンと白峰三山が聳え立つ。最近の天候不順で里からは眺めることが出来ず、久しぶりに見た迫力ある姿でした。


御室小屋までは長い道のりです。11時過ぎに着ぎ昼食後急登に取りつくと、徐々にガスが上がり、展望の利く砂払の頭で視界が全く無くなってしまったのは残念でした。ここまで来ると薬師小屋はもうすぐ。小屋に到着して木曽駒班も全員無事小屋に到着したとの連絡を受け一安心。明日に期待しよう。 翌朝4時、外に出ると満天の星空が広がっていました

薬師岳山頂でご来光を拝むために5時小屋を出発すると、眼下には一面に雲海が広がり幻想的な光景は正に雲上の楽園です。素晴らしい光景に出会うと、これから先に進むことができません。


観音岳まで40分余り、山頂から眺めると地蔵岳のオベリスクもすぐ先に見えましたが、この景色を眺めながら朝食として来た道を引き返すことにしました。

下りは台風が接近しているためか週末にもかかわらず行き会う登山者は少ない中で、今日南小室小屋に泊り明日御座石温泉に下山予定のク○○ツー○○○20人の団体に行き会ったのは驚きでした。 参加された皆さんお疲れさまでした。今回もどちらか一日ずれていたら開催が危ぶまれるところでしたが、今度こそは天気が味方してくれました。今年参加が叶わなかった皆さんは来年に期待してください 梅雨明けが遅れ連日不安定な天気が続く中で、例会だけではなくプライベート山行も何度となく計画変更させられた夏でした。この消化不良を秋山で取り返したいものです。動けるうちに楽しまないと来年のことは分からい、登れなくなる日が来るのもそう遠い先ではなさそだ。😢�(ひ)