定刻の待ちあわせ時刻を過ぎても一人来ない。電話すると何と2日酔いで寝過ごしたとのこと、それでも行くという。予定より1時間遅れの10時前に大滝不動尊を出発した。
不動尊の急な石段を登ると立派な本堂の上には大滝が落ちている。最近の降雨により水量も多く迫力がある滝だ 。一旦林道に出て登山道に入るが、山頂までの登山道はよく整備されており1時間余りで山頂に着き昼食とする。首都圏から日帰りができ展望も利く山として人気があり、春本番を迎え多くの登山者で賑わっていた。


山頂から尾根を進むと山火事の焼け跡が未だ痛々しく残る広大な斜面が広がっていた。立木が育っていないため展望は良いが大火災から10年たっても元の生態系に戻ることはないのか。
残念ながら富士山は雲に隠れていたがすばらしい眺めの快適な尾根道が甲州高尾山まで続いている。ここで所用で遅れ逆コースを辿った新会員と合流して高尾山山頂に、晴れていれば南アルプスまで望むことができただろう。


午前中は2日酔いで調子の出なかったA嬢も午後からは体調も回復したようで、2時前には大滝不動尊に戻ってきた。