2007年8月例会 八ヶ岳レポート

7月例会は年に一度の宿泊山行であったが、荒天のため中止とした。しかし多くの会員から「8月に延期してもらえないか」との要望があり、8月の小川山を変更して実施することにしたが天気予報にやきもきしながら、実施決定は前日であった。

皆さん期待が大きかったようで12名の参加希望があった。このため安全第一で美濃戸から入山するコース変更したが、当日の参加者は8名、メンバーの顔ぶれを見ると、当初計画したキレット経由も可能だ。当日集合場所で急遽計画変更して当初計画どおり行動することにした。
 

 

天女山から入山して樹林帯を3時間余で前三ッ頭にでると一気に展望が開けた。権現岳稜線の半分にガスがかかった状態だが山頂はハッキリ確認でき、ここからは快適な稜線歩きとなる。


 

 

権現山頂を過ぎると難所の長い鉄梯子に差し掛かる。一人づつ慎重に下り、今日の宿泊地キレット小屋まで稜線のアップダウンを繰り返し2時間あまりで小屋に到着した。今日の宿泊客は10名ゆったり休むことが出来た

 

 

小屋の窓を開けると雲海に富士が浮かんでいる。小屋は5時出発、雲一つない晴れ間広がる絶好の登山日和で、樹林帯を抜けると遮るもののない稜線上では中央アルプスや北アルプスまでハッキリ確認できる。

天狗の頭が目前に迫るあたりからは、鎖を頼ったり、四つん這いになったり、かなり厳しいコースであったが7時過ぎには全員無事赤岳山頂を踏むことができた。このコースは厳いがために入山者は少く、赤岳山頂まで静かな山行を楽しむことができたが、山頂は美濃戸からの入山者が多く、賑わっていた。

 

山頂での展望を楽しみ、真教寺尾根を下山する。
山頂直下は鎖場の連続で、体調不良を訴える者も出たが12時過ぎには全員無事清里に下山し、予定どおり全日程を終了することができた。
お疲れ様でした。

2007年08月19日